親と旅する、速度の設計
三世代の旅で難しいのは行き先ではなく、速さです。
親との旅でいちばん多い失敗は、自分の速度で相手の旅を歩いてしまうことです。
一日に「大きなこと」はひとつ
三世代の行程に、私たちはひとつのルールを設けます。一日に大きな予定はひとつだけ。残りの時間はそのまわりに緩やかに置く。午前に金閣寺を見たら、午後は鴨川のほとりに座るだけ。無理をする人も、退屈する人も出ません——座っていた二時間に、旅でいちばんいい会話が生まれたりします。
エレベーター、座席、お手洗いまでの距離。事前にすべて確認しておきます。速度さえ合えば、年齢差は問題になりません。